アーミッシュのことを少し書きます。
アーミッシュは厳格に保守的な暮らしを守っている人たちです。
服装は昔から変わらず、男性は黒い服に黒い帽子、
女性は紺、紫などの無地に白いエプロン、白いボンネットを
かぶっています。行ったときは暑かったので、
白いシャツに黒いズボンで麦わらの帽子姿の男性を見かけました。
驚くことに、車やインターネットの普及したアメリカで
電気を使わず、農耕は馬を使い、外出は馬車を
使っているんですよ。
車がびゅんびゅん走っている横に
舗装されてない土の道があり、
馬車が通ってました。
これが普通の光景なのですね。
だから、カロナでも中心部から少し離れると、
道に馬のうんうんが・・・
機械文明から遠ざかって自分たちの絆でつながっている。
家もその村の人たちで集まって、立てちゃいますし、
子供たちの学校も自分たちで運営しています。
農耕が主体ですが、カロナの町ではアーミッシュの男性が作った
椅子、たんすなどの家具や、木製小物が売っていました。
見事な美しさで感動しました。
女性はキルトや編み物、料理を母から娘に受け継いで
いっているようです。
アメリカに行って知ったことで、意外だったのは、
アーミッシュの人たちも、税金を納めているということ。
きっと国から保護されているとばかり思ってましたが、
彼らなりのプライドを感じました。
古い映画ですが、ハリソン・フォードの「刑事ジョン・ブック
目撃者」を見ていただくと、アーミッシュの暮らしが見えます。
労働を主体とする暮らしを続け、おごり、物欲を持たない
アーミッシュの暮らしはどうなんだろう?と思っていましたが、
アイオワに行って、自然で広大なとうもろこし畑を背景に、
アーミッシュの文化にふれることができて、ますます
アーミッシュキルトが好きになりそうです。